憧れが手に入るシェアハウス

新しい×生活 暮らす×楽しむ わたし×仲間

メリハリのある規則正しい生活がシェアハウスで実現できた

俺がシェアハウスで暮らしてみて一番よかったのは、生活習慣が改善されたことだ。恥ずかしながら昔からだらしない性格で、食事の後片づけや部屋の掃除などがとても苦手だった。オタクであることも手伝って、夕方に起きて朝方までゲームをやる……なんて乱れた生活もしょっちゅうだったのだ。大学入学を機に一人暮らしが決まり、俺はオタクの聖地・中野にあるシェアハウスを選んだ。他人との共同生活に一抹の不安はあったが、面倒見のいい人間が一人でもいれば、俺のだらしなさをカバーしてもらえるのではないかと考えたのである。しかし当然ながら、現実はそう甘くなかった。俺の住んでいた中野のシェアハウスは週に何回か業者による清掃が入るが、細かな掃除や備品の管理などは自分たちで行うルールだった。「使った食器は片づける」くらいの簡単なものだったけれど、シェアハウスで暮らし始めたばかりの頃の俺はそれすら難しく、何度も注意されてばかりいた。せっかくシェアハウスに住んだのだから、面倒な掃除なんかは他の人に任せて、買ってきた漫画やゲームを堪能したい……。しかし、そんな自分勝手な理屈がいつまでも通用するわけもなく、俺はある日とうとう皆の前で厳重注意を受けてしまった。「ルールを守れないなら退去してもらう」とまで言われてしまい焦った俺は、これからも中野に住み続けたい一心で、少しずつ生活習慣を変え始めることにした。使った食器を片づけ、共用スペースも綺麗に使うように心がけた。不思議なもので、そうしていると自然と体の方も慣れてきて、いつの間にか掃除ができるようになっていったのだ。後ろめたさから避けていた他の住人との交流もできるようになって、夕飯のあと皆で集まって晩酌を楽しむ日も増えてきた。中野の街を巡る毎日は相変わらずだったが、夜更かししてゲームに熱中することは少なくなり、次第に規則正しい生活を送れるようになった。本来は何年かしたら中野から別の場所に引っ越す予定だったが、最近シェアメイトの一人が俺と同じオタクであった事実が判明し、結局、今も中野で楽しく暮らしている。シェアハウスは他人との共同生活であるためにしがらみも多いが、人として基本的なルールを守れているなら心配することはない。今は自信がないという人も、意識して変わろうとさえすれば確実に成長できるはずだ。

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